荒鍋の河童物語について
荒鍋の河童ものがたり
最上川の内川に河童平吉が棲んでいた。
ある夜、内川に河童が住んでいることを忘れられているから、河童像を作ってもらいたいと、私に二夜つづけて夢を見せた。
著書「ダシ風物語」の中に荒鍋の河童平吉のことを書いていたので、平吉からからテレパシーが送られていると感じた。
河童平吉のテレパシーを無駄にしてはならないと、早速平吉像を制作して、荒鍋内川農村公園の飛び石の上に設置した。
設置して間もなく、一人でさびしいから、嫁をほしいと夢を見せた。 早速、知り合いの岩手県遠野市昔話語り手の方に河童の嫁を依頼して、河童の嫁を迎えることができた。河童の嫁の名前は、婿が平吉だから、いま年号は平成(当時)、成を取って成子と名付けられて河童成子像は、平吉の像の側に設置した。
河童平吉と成子の間に太郎が生まれ同時に設置した。
河童は三年で大人になると言われ平成26年9月河童太郎に遠野から河童花子を迎えることができた。
長南一美著「東北の河童昔話今話」より
・河童花子像名付けと目入れ 岩手県遠野市長本田敏秋
- 平成21年7月21日
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平吉と遠野出身の成子が、岩手県遠野市で結婚
旧立川町長清野義勝さんと工藤さんが仲人となり結婚式。
カッパ像に目入れをして結婚を祝った。
平吉と成子の子供、太郎が誕生する。 - 平成26年9月27日
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太郎と遠野出身の花子が結婚
山形県庄内町で嫁入りのパレードが行われ、両市の関係者60人が参加した。
- 平成26年9月28日
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山形県庄内町八幡公園に太郎と花子の子供、さくらが登場
- 令和元年
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狩川公民館噴水池に赤ちゃんカッパの「公太郎」が登場
新元号公表一時間後、狩川公民館噴水池に太郎と花子の間に生まれた公太郎。
「令和だぁ」と産声を上げた。
山形県庄内町
山形県庄内町には「ダシ風」とよばれる強い風が吹く地域です。
いまではその風を利用して風力発電が行われています。
ダシ風とは・・・
ダシ風とは「出す風」といわれ、山から平地へ吹き出す風、又は陸地から海に吹き出す風をいいます。清川ダシは、最上峡から吹き出し、清川が出口になって、庄内平野に抜き出る風が、清川ダシです。
この地域には、立谷沢川上流から最上川合流点までの20kmの間に、だし風が吹く地域が6ヶ所あります。